こんにちは、あるぱかです。
海外生活を長く続けている私ですが、初めの1年ちょっとくらいは、本当に無駄な勉強を続けて、なかなか英語が伸びずに『私は英語の才能がない、もしくはよほど頭が悪いんだ・・・』と何度も落ち込みました。
それがある時にふと気づいたんです。
あるぱか
根気強く間違った勉強をながくつづけると、みなさんもいずれその違和感に気付く時が来るかと思います。しかし、そんな時間は本当にムダなので、今日は意味のない勉強をご紹介します。
今後の勉強のヒントになれば幸いです。
合わせてこの記事も、英語の学習法を見つめ直す参考にしてみてください。

目次
英語のよく使うフレーズばかり覚える
あるぱか
英語でよく使うフレーズを暗記すると、それはすぐに使える英語になる事は事実です。例えばレストランに行く前、レスランで使える注文フレーズ集を暗記していけば、スタッフと十分な会話をすることができます。
しかし、その英語たちは応用が利きません。
そのフレーズを元にすこし変形させて他の事を言ってみるような英語の感覚はフレーズを覚えるだけでは身につきませんし、また相手からそのフレーズを元にちょっと変化させたことを言われても、フレーズをまるまる覚えているあなたは理解が出来ないのです。
そのフレーズが、どうしてそういう言い方になるのか、英語の文章の成り立ちを理解できるようになるまでは、英語の文法・文章の成り立ち方を体に叩き込む必要があります。英語の感覚が身について来たら、フレーズを覚えても応用して使えるようになり、知っている英語から、使える英語になります。
自分の言いたいことを、文章にすることが出来ない段階でのオンライン英会話
英語を始めたい、話せるようになりたいと思った時に、きっと多くの人が思いつくのが英会話だと思います。しかもそれらは、初心者コース、ビギナーコースを持ち合わせているので、あたかもあなたに最適な学び場だと勘違いしてしまいます。
では、イメージしてみてください。
自分の言いたいことを、英語の文章に直すことが出来ないあなたは、もちろん言いたいことを言う事も出来ません。先生が言った事に対して『それってどういう意味?』『もう少しゆっくリ言って?』『もう一回言って?』『今~って言ったのであってる?』という質問の言葉すら出てこずに
と、このように言葉すら発する事ができません。自分が何が分からないのか、どこを聞き取れなかったのかを伝える事もできません。
また、こんなことも起こります。
(時間がある時はなにをするのが好きですか?)
(いいね!私はサッカー観戦が大好きなんだけど、スポーツをするのは苦手でさ・・・出来たらいいなって思うんだけど、楽しそうだから・・でも・・・ね・・はは)
自分の言いたいことが文章に出来ないと、このように単語でしか返事をすることが出来ません。そうすると、一見会話はなんとか成り立っているようですが、先生もあなたの英語を訂正することも出来ないので、会話力が一向に上がりません。
また、言いたい事を文章に出来ない=英語の感覚が身についていないので英語の瞬発力が低いです。瞬発力が低いと、相手の喋るペースで英語を理解していくことがとっても難しいのです。だから、なんて言っているのかなかなか理解が出来ず、日本人のいい所でも悪い所でもある、『共感力』を発揮して、イエス、イエス、と言って会話が終わってしまうのです。
たとえ遠回しであっても、不自然であっても、自分の言いたいことが文章に出来るようになってから英会話を始めると、先生は『その言い回しは不自然だよ』とか『その発音はちょっと違うよ』と訂正してもらうこともできますし、英語の文章を作れるレベルまで英語の感覚を身に着けていると英語瞬発力もだいぶ上がってきているので、先生のペースで話されても、理解したり、それってどういう意味?と質問が出来て、先生の発言からもどんどん吸収できるようになります。
英語の発音の方法学んでいないのに、ひたすらシャドウイングをする
あるぱか
英語ってどうやって勉強すればいいの?と検索したことのある人ならば見たことがあるのではないでしょうか。
また、『シャドウイングをすれば話せるようになる』という文言も見たことある人もいると思います。
これは、正しくもあり、間違いでもあります。やみくもにシャドウイングをひたすら続けても一生話せるようにはなりません。
日本で生まれ育った私たちには、『日本語の発音方法』が刷り込まれています。
おかあさん
なんて習ってはおらず、全て感覚で身に着けてきました。
でも、例えば日本語のざじずぜぞの発音は、他の国の人にとっては発音のしにくい音だったりします。
何度教えてあげても
となる人たちもいます。
そのような人には
あるぱか
と物理的にどう発音するか、を教えてあげるとだんだん発音が出来るようになって来ます。
それと同じで、日本語にはない発音を物理的にどう発音するかを先に学ぶ必要があります。外国人のひとも、『じゃじぃじゅじぇじょ』と『ざじずぜぞ』の違いを全く分からずに、ざじずぜぞを常に『じゃじぃじゅじぇじょ』と発音していても一生、『ざじずぜぞ』の発音は習得できませんよね。ゴールを明確に見えた上で訓練をしないと意味がありません。
ひたすら文法の参考書を解く
もちろん文法を知るという事は、本当に大事な第一歩目。ただ、いくらやっても、どんなに高度な文法を勉強しても第一歩目に過ぎないのです。
文法はいわば、旅の『事前調査』というところ。手厚く事前調査をすれば、もちろん調査ナシよりも旅は順調に進むし、トラブルに出くわした時に対処できる可能性も高まります。
ただ、いくら事前調査をしていたとしても、旅中に起こる全てもトラブルに対応できるわけではありません。それに、行く前から行先の細かい話をされてもイマイチ理解ができません。例えば、東京に初めていくことになったとします。あんなに細かく行き交う電車や地下鉄を見たこともないのに、
〇〇線の〇〇行きの急行で5駅、そこから一度駅を出て2分歩いて近くの別の駅に移動。そこで〇〇線の〇〇方面の急行に乗り換えて3駅。同じホームの向かいから各駅停車に乗り換えて2駅。
と事前に調べて行って、完璧な乗り継ぎ出来そうですか?結局、その場でもう一度調べたり、駅員さんや近くに人に聞いてみたり、ちょっと乗り間違えてみたりしそうですよね?
英語もそれと同じことなんです。ある程度の事前準備をして、ことを始めてみてやりながら同時進行で調べたりしていかないと、ほんとうに理解することは難しいのです。
なんとなく、文法の知識をざっくり『知れた』ら、実践していく必要があるのです。
英語力がない状態から何かを聴くだけで英語力を伸ばそうとする
英語を聴いくだけで英語力が伸びるようになるための条件が英語の音声を聞いて言っていることが大体わかるという事です。
あるぱか
『言っていることが分からない』にも2つの段階があって
- テストや試験のリスニングのようにゆっくりはっきり話されている音声が理解できない
- ネイティブスピーカーがスピードなど何も気にせず話し出してしまうと理解できない
もちろん①を経て②になるのですが、②のレベルまで達している人は、あとは聞く訓練が必要になるだけなので、音声をひたすら聞いてみたり、ドラマや映画で学ぶとどんどん身についてきます。
ただ、もしあなたが①のレベルだった場合。それは聞く訓練が足りないから聞き取れていないわけではないのです。
英語で聞いてそれを理解するときのプロセスは
聞いて→単語をなんて意味だったか思い出す→相手が言った文法でそれがそういう意味で言われているが考える
これを一瞬で脳内で行っているから、英語で言われたことを理解していくのですが、聞き取れないひとは、まず第一段階に『この英単語なんていう意味だっけ?』に数秒かかります。あ!こういう意味だったと思い出したあと、『そういえば過去形で話していていたから、終わった話だよね』と数秒考えます。
そうなると、まず文章の初めの方の単語や文法の意味を考えるのに時間を要すると、それ以降の文章を聞き取れなくなるのです。これが英語が聞き取れないメカニズムです。
英単語の意味や、文法を瞬発的に思い出せるようになる英語の瞬発力を先に養う必要がああるのです。
じゃあどうすりゃいいの?
あるぱか
