ひよっこ
あるぱか

目次
英語が話せる実感までかかった時間
英語が話せる実感までをざっくり計算すると約2840時間英語に触れていました。
ひよっこ
米国国務省の付属機関の研究では、日本人が英語を習得するには2000時間必要という研究結果もあります。
あるぱか
ではその2840時間は具体的になにをしていたのかという事を詳しく書いていきます。
学習開始前の英語レベル
英語が話せるなんて、もともと頭がいいんでしょうなんて声もいただくので、そもそも、あるぱかの英語レベルはどの程度だったのか、あるぱかのスペックなどを紹介します
あるぱか
- 学生時代の成績は最悪 →現役時代、センター試験は200点満点中34点
- 勉強を始めたのは25歳の時
- How are you?やWhat’s your name?が聞きとれずYesと答える
- 中学英語は、過去形くらいまではかろうじて理解している
→高校時代の英語のテストは2回に1回は赤点、追試
特にもともと英語や勉強が得意だったわけではありません。
どんな2800時間だったのか
フィリピン留学6ヵ月

英語が全く話せない状態でフィリピンに留学に行きました。
初登校の日、レベルチェックの文法テストでは、意味が分かって回答できたのは2〜3問(40問くらいあったはず。)
スピーキングのテストでは、What’s your name?すらも、何度も何度も聞き直してやっと『え?ネーム?ネームって言った?』とフィリピン人の先生に日本語で聞き返す始末。
どんな6ヵ月だった?
授業は平日、毎日4時間のマンツーマンレッスン

ところがフィリピンには誘惑がいっぱい!
酒は安いし夜遊ぶところはたくさん。語学学校には日本人しかおらず、同年代の子達が沢山あつまれば毎日修学旅行みたいな気分。
毎晩のように飲み歩いて二日酔いで3分の1の授業は欠席(二日酔い)、自主勉強なんてほぼしませんでした。
ただ、最後の2ヵ月ほどは仲が良かった友達もみんな帰国して孤独な日々を過ごします。友達がいなくなってきたにも関わらず、ダラけてしまった私は、相変わらず2/3のレッスン出席率。しかし、友達がおらず暇だったので1日2時間は座学をしていました。
やっていた座学は、レッスン中に言いたいのに言えなかったことを全てメモして帰って調べたり、英語で日記を書いて、先生に添削してもらったりしていました。
勉強時間
6ヵ月での勉強時間をおおよそで計算すると
- 英語に触れた時間 →320時間(1日4時間のマンツーマン授業×80日)
- 座学 →120時間(友達の帰国後の日記や自主勉強)
どのくらいの英語レベルになった?
この6ヵ月(会話320時間、座学120時間)を過ごして、旅行ではほぼ困らないレベルになりました。空港やお店で必要な対応はぎりぎり英語で出来る、くらいです。
しかし、まだまだ会話が盛り上がるようなレベルではありません。
オーストラリアの語学学校3ヵ月

フィリピンのあと、オーストラリアの語学学校に入学。フィリピンとは違いグループレッスンの授業ですが、ネイティブスピーカーの先生の授業です。
どんな3ヵ月だった?
フィリピンと同じく、平日毎日4時間の授業です。グループレッスンで、1日休むと授業がだいぶ進んでしまう事もあり、休まず学校に通いました。授業で教わる文法は英語が苦手だった私でも「それは知ってるな」というレベルの内容。
あるぱか
ネイティブスピーカーの英語を耳にならす練習になりました。
レベル別でクラス分けはあるものの、文法・スピーキング・リスニングの総合点で分けられるので、同じクラスでもスピーキング・リスニング力には大きな差があり、授業に付いていけないことも多かったです。
あるぱか

英語が上手なクラスメイトに引け目を感じて、積極的に友達を作ることはできませんでした。それでも、学校でのイベントや大人数でのパーティーにはなるべく参加しました。週に1回は放課後、韓国人の友達と遊びに行っていました。それ以外は一人もしくは日本人の友達と美しいビーチでゴロゴロ。ネイティブスピーカーの授業を受けてることに油断して、帰宅後の座学は一切しませんでした。
勉強時間
- 英語に触れた時間 →290時間(4時間の授業×60日+放課後の友人との会話)
- 座学 →0時間
どのくらいの英語レベルになった?
フィリピンでのマンツーマンレッスンと違い、私のペースではなく、かつネイティブスピーカーの先生の英語を理解しようと必死に聴いていたおかげで、リスニング力が上がって来ました。
でも、相手が意識してゆっくり話してくれていない時や、相手主導の雑談(相手から提示されたトピック)電話での会話はまだまだできませんでした。
できるのは簡単な会話のみ。スピーキング力はフィリピンの時とあまり変わらず。
オーストラリアでニート生活3ヵ月
語学学校を卒業後は、3ヵ月ニート生活をしました。
朝からビーチにいって本を読んだり泳いで、昼寝して、サーフィン。よくも3ヵ月もと思われるかと思いますが、それくらい美しい場所だったんです。

どんな3ヵ月だった?
基本的に一人でビーチに行っていましたが、2週間に1回は外国人の友達と外出。おしゃべりが大好きなオーストラリア人のハウスオーナーが帰宅後、毎日20~30分の会話と、週1で食事を作ってくれて一緒に夕食。
ニートで時間を持て余していたので、座学を1日4時間はしていました。
勉強時間
- 英語に触れた時間 →70時間(オーナーとのお喋りや友人との外出)
- 座学 →240時間(日記、英作文の練習)
どれくらいの英語レベルになった?
この期間でやっていた英作文が効果を抜群で、スピーキング力が一気に上がりました。毎日の座学を、帰宅後のハウスオーナーでアウトプット出来ていたこともでかいです。
ゆっくりはなしてくれれば聞き取れて、不自然でも、言いたいことはなんとか英語で言えるようになっていました。ただ、グループでたくさんの人がワイワイ話す場ではやっぱり着いていけなくなります。
オーストラリアで農業5カ月

ドイツ・フランス・イギリス・オーストラリア人の仲間と共同生活・仕事を5か月間しました。
どんな5カ月だった?
英語をしゃべりっぱなしの5カ月でした。
話せなくて委縮していた語学学校時代とは全く違い、一緒に生活や仕事を多くの時間を共にすることでみんなが家族のようになり、私のつたない英語も一生懸命聞いてくれるので、たくさんお喋りすることができました。
職場も家も同じなので、起きてから寝るまで英語での会話です。
朝起きてトイレが長いと喧嘩したり、好きな人が出来たとみんなで盛り上がったり、お酒を飲んで家を壊して、どうやって隠ぺいするか作戦を練ったり(真似してはいけません)様々な生活シーンを英語で過ごしました。
勉強時間
- 英語に触れた時間 →1800時間(日常生活でのおしゃべり)
- 座学 →0時間
どれくらいの英語レベルになった?
この5カ月で英語レベルは一気に上がりました。役所などでの複雑な手続きや、電話での問い合わせ、グループでの雑談も出来るようになりました。英語でのコミュニケーションで困ることはもうめったになくなりました。
学習時間の合計
- 英語に触れた時間 →2480時間
- 座学 →360時間
ここまでの座学と会話を合わせると約2840時間です。
これを1年でしようと思えば1日8時間ほど英語の勉強をしないといけません。意外と長い道のりだなあと思った人も多いと思います。
ひよっこ
しかし、ここまで読んでいただいた人なら分かると思いますが、その2840時間は海外にいるからと言って何か特別なことをやったわけではありません。
英作文の教材は日本から持って行ったものでしたし、オンライン英会話でも英会話カフェでもアプリでも簡単に英語の会話の場を作ることが出来ます。

あるぱか
2840時間は長いですが、3年で習得するとすると1日3時間です。朝と夜に1時間30分ずつなら英語に割けそうじゃないですか?
そしてスマホにある3年前の写真を見返してみてください。そこから3年ってあっという間な気がしませんか?
どうですか、ちょっくら2840時間、頑張ってみませんか?
