オーストラリアのワーキングホリデーVISAは原則1年間の滞在が許可されていますが、その間に3カ月以上のオーストラリアが指定する農林水産業に従事すると、
もう1年追加で滞在が許可され、さらにその2年目に6か月農業すると、もう1年で合計最長3年間の滞在が可能です!
知っておくべきルール
3ヵ月と6カ月のカウントの仕方
もし、あなたがその農場の正社員と同じスケジュール(基本的には週5という意味です。フルタイムですね)で、農場を移動せずに1雇用先で働いた場合、土日や祝日も含め3ヵ月・6ヵ月間の労働が必要です。
これがもし、週3や4日など、1週間の間で休みの日があったり働く日があった場合(農場では天候によってこのような労働形態の場所も沢山あります。)働かなった場合や、途中で農場を移動した場合、出勤した日数を数える必要があり、セカンドビザの場合88日、サードビザの場合179日の出勤が必要になります。
働く場所
ファームで働いた日数としてカウントされる農場は、すべてではありません。
下記のオーストラリア政府のホームページをチェックしましょう!
参考 オーストラリア政府HPセカンドワーキングホリデーVISAについて
この、how to find specified work という所に記載がある4ケタの数字の郵便番号内にある農場だったら働くと日数にカウントされます。
ほとんどの住所が含まれていますが、一度働き始める前に確認しましょう。
ファームの探し方
ステップ1
下記サイトのNational Harvest guideをダウンロードしましょう。
(下写真の青文字の部分です。)
これは、どんな時期にどの辺の地域でどのような作物が出来るかを表に表されたものになります。
これでなんとなく行く地域や時期を検討します。
オススメのタイミングはハイシーズンの少し前にその町に行くこと。
だいたい1カ月~2週間余裕をもって向かうといいと思います。
出遅れるともう働き手の枠が埋まってしまう場合がありますし、あまり早く行き過ぎても仕事がないまま待機・・という事にもなります。
参考 National Harvest Guideオーストラリアの政府HP

ステップ2
思い切って車を買う!!!
そんな事ないんです!!
オーストラリアは割と簡単に車が買えます。書類1枚記入して、役所に提出するだけで手続きは済みます。
私も初めて車を買った時は英語がほぼほぼ喋れませんでしたが、身振り手振り
「車が買いたいんだ」が伝われば、大丈夫です!
車の買い方としては、facebookの地域のグループや車売買のグループに参加して探したり、Gumtreeというサイトにも車はたくさん売りに出ています。
facebookやGumtreeで車を購入する場合、一般の方々が売りに出した車を買うことになります。要はメ〇カリみたいな感じですね。基本的に車を買う前に、販売主とやりとりをして、まずはこの人が普通の人か、または車を試乗・チェックする日を設けて車のコンディションをチェックする必要があります。
車の知識がなくて、ちょっと自分で試乗など行くのが心配だなあという方は、
町中にある、カーディーラーへ行ってみて、自分の予算内でちょうどいい車がないか探してみましょう。
やはりプロから買うとある程度の品質は保証されますので(日本ほどではないです)少し安心ですね。
また、値段的にも15~30万程で十分いい車が購入できます。
うまくいけば同じ位の値段で売る事が出来ます。
ファームは、車を持っている人を優先的に雇う場所が多いです。
やはりファームは、ど田舎の辺鄙な所にあることが多く、
オーナーが全員の送り迎えなどできないので、車所持を条件に求人がよく出されています。
逆に「車なくても大丈夫!送り迎えします!」という所は
そこまでしなければ人が集まらないくらい出入りが激しい=よくない職場の可能性がありますので、注意が必要です。
車を買う事のメリットとして、ファーム仕事だけではなく
オーストラリアを旅行したいとき車は不可欠です。また、車があればテントをも歩いてキャンプをすることもできますし、レンタカーをすると考えると元なんてすぐに取れます。
乗せて行ってあげたりすることで友達ができやすくもなります。
ステップ3
とりあえずファームに連絡・突撃しまくる。
めぼしい時期にその街に向かったら(向かう前でもいいですがその場にいた方が採用されやすい。)ファームを探して連絡・突撃訪問しまくります。
「仕事はありますか?」
「人を雇ってますか?」
感じよく、元気に行きましょう。その場で雇っていなくても、あそこのファームなら、今人雇っているんじゃないの?の教えてくれる事もあります。
突撃訪問するときは、レジュメ(履歴書)をもっていきましょう。
また、じゃあ今日から働いてよなってこともざらにあるので、重装備でなくていいですがいざとなったら働ける恰好はしていきましょう。
どこにファームがあるか調べる方法としては下記のサイトをご参照してください。
indeedとbackpacker jobs単純に求人のサイトなので、この中でfarm jobに絞って探しましょう。
pick the worldはどこにファームがあるのか、が検索できるサイトになります。
ここで検討をつけて、直接ファームに訪問しましょう。
なかなか骨の折れることですが、あきらめずに探せばきっと素敵なファームに出会えます!
ワーキングホステルに入る
ワーキングホステルとは、ちょっと高い家賃を払って、その施設に住む代わりに、
ファームを斡旋してくれる場所です。
基本的にはワーキングホステルから仕事場までの移動手段も手配してくれます。
その代わり、仕事を貰えるまでに待たされる時間があったり、部屋は大人数の相部屋であることが多いです。
メンバーによってはめちゃめちゃ汚いです!(笑)
私も一度ホステルに入居した時は、男の子4人の部屋になぜかぶちこまれ
汚さに気が遠のきました。
ただ、4人はとてもいい人たちで、ヨーロピアンだったのでだいぶ英語の勉強になりました。
おそらく、「ワーキングホステル」と検索してみると悪い評判をたくさん見かけると思います。
汚い、うるさい、家賃が高い・・・などなど
しかし、私はたくさんのメリットがあると思いますし、プラスマイナス+だと思います。
私が伝えたいメリットとしては
- 仕事を探すストレスがない。→これは大きいです。自ら足を運んでファーム探しをしなくても、オーナーが仕事を探してきてくれます。
- 友達が作りやすい→ワーキングホステルは小さな部屋にたくさんの人数がいれられることが多いので、生活を共にすると英語が苦手でも向こうもあなたを知ろうとしてくれるので友達になりやすいです。逆に部屋が個別だったりすると、関わらなくても生活できるので、英語が喋れないと分かるとめんどくさがられてなかなか関われない事も多いのも事実です。
- 悪徳ファームがほぼない→ホステルのオーナーが持ってきてくれているホステルと契約があるファームでの仕事なので給料が一切支払われないなど、悪徳のファームがほぼないです。
- アジア人が少ない→アジア人がいけないと言っているわけではなく、アジア人は単純にヨーロピアンより英語が苦手です。ヨーロピアンに交じって英語を喋ってるうちに英語力はぐん!と伸びます。
上記サイトからワーキングホステルを検索できます!
絶対行っちゃだめな所
facebookの求人
個人的な私の意見としては、facebookの求人は信用しない事をおすすめします。
とくに、いいことばかり書いてある求人。
「給料は歩合制だけど、初心者でも週〇〇ドル稼げるようになります。」
はだいたい嘘なことが多いです。
すごいベテランの不法滞在でファームやってる3年目の人がやっとそれくらい稼げる、みたいな事が多いです。
コントラクターが仲介している仕事
コントラクターとは、ファーマーと私たちを仲介している人たちの事です。
彼らは、家も仕事までの移動手段も用意してくれる事が多いです。
なので、英語が苦手なアジア人が多く集まる仕事になります。
facebookの求人の多くはコントラクターが掲載した求人です。
彼らは仕事の紹介料という名目で多くのお金を給料から差し引きますので給料がぐっとさがります。(ほとんどが最低賃金以下です。)
また、海外からオーストラリアに来た移民がやっている事が多く、仕事がプロフェッショナルじゃない事が多いです。
税金やいろいろな申請など事務的なことをしっかりやってもらえない事もありますし、
自分が斡旋する住宅に住まないと仕事をあげない!と彼らの住宅に住まわせ、
ボンド(敷金)などをボッたくっる事もよくあります。
※もちろん、しっかりきちんと働いているコントラクターも中にはいます。
最後に
私も何度かファーム選びに失敗したこともあります。
少しファーム選びを間違うだけでこんなに天地の差があるのか、と驚きました。
どのファームに行っても、ファーム仕事はしんどいです。
しかし、ちゃんとした場所に行けば見合った給料がもらえて素敵な仲間に出会えます。
私も、英語が出来ないながら思い切って車を買ってファーム探しをして素敵なファームに出会い
沢山の素敵な仲間と思い出が出来ました。
みなさんにも、ファームで素敵な思い出を作ってほしいなと思います。
力になれることがあれば協力するので、ぜひコメントください!