セブ島にこれから訪れようと思っている方は、一番に治安が気になるのではないでしょうか。
私は6ヵ月セブ島に滞在した経験がありますので、それを元に
セブ島の治安について、解説します。
目次
どの程度危険?
外務省の海外安全情報

セブ島の危険レベルは黄色で示されてあります。
黄色はレベル1の危険度です。
実際に暮らしてみてどんな事が身近に起こった?
私は日本人用の英語の語学学校に6ヵ月いました。
正直言うと、日本人は狙われやすいです。
彼らは、日本人が平和ボケがちなこともお金を持っていることも知っているからです。
しかし、6ヵ月いて事件に巻き込まれた人の話を聞いたのは数回です。
下記は実際に私の友人に起こった出来事です。
夜9時半ごろ、人気のない道を一人で歩いていると、カップルが近寄ってきて話しかけてきた。
ライターを貸してくれと言われて、持っていないと答えると、彼氏のほうに羽交い絞めにされ、彼女がAさんのポケットとカバンを探って財布と携帯を盗まれた。
某ショッピングモールで買い物中、男性が近寄ってきてあなたの持っている1000ペソ紙幣と、俺の100ペソ10枚を変えてくれる?大きい紙幣が必要なんだ、と言われて交換。渡された100ペソ紙幣はすべて偽札だった。
ジプニー(乗り合いバス)に乗っていると、隣に座っていた男性に「髪にガムがついているよ」と声をかけられる。とってあげる、と一緒にガムをとろうとしていると、ひざに置いているカバンに違和感を覚えふと見ると、反対隣に座った男性にカバンの中をさぐられていた。
セブ島でよくある犯罪
基本的にみなさんが、出会うであろう犯罪は下記の犯罪です。
- タクシーでのぼったくり
- ジプニーや飲食店でのスリ
- 睡眠薬を使った盗難
- 夜間の暴行→盗難
タクシーでのぼったくり
タクシーを使う事があれば、必ずと言っていいほどされます。
あなたが、観光客っぽく、フィリピンに慣れてなさそうに見えてば見えるほどです。
よくあるのは、タクシーについているメーターをちゃんと作動させずに
高額な値段をふっかけてきます。
または、目的地を告げるとそこは混んでいるからメータープラスいくら払えと言われることもあります。
それが100ペソ前後(200円前後)であれば、いいですが1000ペソなど明らかにおかしな値段を請求してきたときはタクシーを変えましょう。
乗車した際にメーターのスイッチを入れてくれているかの確認も必要です。
入れてくれない場合は、メーター使ってください。と話して
使ってくれなそうな場合は違うタクシーを利用しましょう。
ジプニーや飲食店でのスリ
これはもうフィリピンに限らず、日本以外のどこの国でもですが
一瞬自分のカバンから目を話したら、もう無いと思ったほうが良いです。
これは日本の悪い所でもありますが、自分の貴重品から目を離してしまうのは完全に平和ボケです。
ただ、日本人はお金を持っていると思われているので、狙われやすいということもあるので人一倍気を付ける必要があります。
また、フィリピンならではなのが、ジプニー(乗り合いバス)内でのスリ。
これは割と巧妙な手口の事があって、手を組んだ二人組の間に座らされることが多いです。
その片方が、あなたに「ガムがついているよ」とか「ここが濡れているよ」と話しかけてきて、その間にもう片方に貴重品を取られてしまいます。
睡眠薬を使った盗難
ひょんなことで出会ったフィリピン人が、飲みなよ!食べなよ!と飲食物を提供してくれ、それを飲み食いすると強い眠気に襲われて、気づいた時には身ぐるみはがされていた。という事件がよく起こるそうです。
訪れている国の現地民との出会いは貴重ですし、大事にしたい気持ちにもなりますが、
ここは自分が訪れている国の状況をしっかり把握して
誰でも彼でも信用しないようにしないといけませんね。
夜間の暴行→盗難
これはフィリピンに限った話ではなく、夜間に気を付けなければならないのは世界共通ですね。
いくら、日本より犯罪率が高いフィリピンとはいえ、ほとんどの国民は善良な心を持った人たちです。
昼間に暴行なんぞ目撃したら、みんなが総出で助けてくれます。
それは日本人なんかよりも、全力で助けてくれます。
しかし、フィリピンは街頭も少なく、やはり夜になると目も届きにくいし
誰も通らないような小道も沢山ありますので、このような犯罪は起きやすくなります。
どんなふうに対策・防犯すればいいか、気を付ければいいか
具体的には何を気を付ければいいのか?
では、具体的にどのようなことに気を付けながら過ごせばいいのか。
- なるべく観光客感をださない→ガイドブックなどを絶対に外で出さない事、また必要以上にきょろきょろしたり、おどおどしたりしない。
- お金を持っていない風を装う→ブランド品はもってのほか、お財布なども私は100均で買ったポーチのようなものに入れていました。また、一度に持ち歩く金額を最小限に、お札もなるべく両替してもらって、大きな金額の紙幣を持ち歩かないようにしましょう。服装もあまり派手な格好は好ましくありません。Tシャツ・短パン・ビーサンで現地民に溶け込みましょう。
- 自分の持ち物から目を離さない→これはどこにいてもですが、常に自分から肌身離さず管理しましょう。特にジプニーに乗ったときは腕の中で抱いていましょう。ポケットに貴重品は絶対入れないようにしましょう。私は基本的にリュックを背負っていましたが、いつも自分の前側に抱えていました。
- 知り合ったばかりの人を信用しない→変に日本語が上手だったり、突然なんの脈略もなく話しかけてきたリした人の事はすぐに信用してはいけません。知らない人からもらったものはなるべく口にしない事も大事です。
- 夜道をなるべく歩かない→安全なエリア・知っているエリア関係なく、夜道はなるべく歩かないようにしましょう。
セブで危ないエリアは?
マンゴーストリート
マンゴーストリートは日本で言うと歌舞伎町です。夜の街です。危険とは言われてはいますが、夜の魅力的な街でもあります。
個人的な意見では、「行くな」というよりは最善の注意を払ってください、とアドバイスします。
私はマンゴーストリートへ夜遊びに行くときは携帯は自宅に置いて、お金も最小限の現金だけもって出歩き、常に誰かと一緒にいる事を心掛けました。
コロンストリート
ここは安い市場などがひしめき合っていて、フィリピンらしい活気を感じられる場所です。たくさんの不労者やストリートで生活する人が多いので、危険と言われています。ここに夜出向くことは絶対におすすめしませんが、日中は最善の注意を払ってだったら、ぜひ訪れてみてほしい場所です。
まとめ
フィリピンは日本と比べるともちろん治安も悪く、犯罪に巻き込まれる可能性は高いです。しかし、気を付けていれば十分防げる問題でもあります。
実際私は、何も犯罪に巻き込まれず、怖い思いもしたことはありません。
そんなことよりも、もっと東南アジアの活気や文化の違いを感じることが出来て
素敵な思い出になる事が間違いないです。
結論!
行ってみるが易しです。