こんにちは、あるぱかです。
私は、4年前(25歳の時)から、いろいろな国を転々と、旅したり、住んでみたりしながら放浪生活をしています。
その生活を通して、日本人ならではのつつましさや謙虚さがあだになって友達がなかなかできない経験をしたので、この記事ではその経験をみなさんにシェアしたいと思います。
今もう、海外で生活をしている日本人の方で、なかなか現地の友達が出来ないよ・・・と悩んでる方、必見です。
実体験
まずは、私が実際体験したことを2つ紹介します。
遠慮してたら、いじめられた
まず、私がまだまだ英語が話せなかった頃のこと。
私が入ったシェアハウスには、スイス人の女の子が4人仲良しで住んでいました。
年齢もみんな一緒で、いつも一緒に行動している仲良しグループ。私はそこにぽつんと入った日本人。
4人は母国語で楽しそうに話しているし、私がカタコトの英語で会話に無理やり入っていっても、うざいよね(彼女たちはフランス語で話していたから)。空気読もう。と思って話しかける事もほとんどないし、話しかけられても、適当な短い会話でその場をたっていました。
そんな日々を過ごしていると、だんだん家での居心地が悪くなってきました。
あいさつをしても返事が返ってこなくなったり、ちょっとしたこと(換気扇の切り忘れなど)できついことを言われるようになって来ました。
いてもたってもいられなくなった私は、その家を引っ越します。
後日、その4人組と共通の知り合いと話すことがあり、彼女にこう言われました。
「彼女たちが言ってたよ。あるぱかは、私たちと話そうともしないし彼女のこと何も教えてくれないし、引っ越していった。やっぱり私たちの事が嫌いだったのよ。感じ悪いよね、って。あるぱかはそんな子じゃないから、何かあったのかなと思ったんだけど・・・4人となにかあったの?」と。
例えばこの話を日本で置き換えると、
バイト先に、10代のかわいい女の子グループがあるとします。そこに私が28歳ではいって、必要以上に彼女らのグループに首をつっこまない。彼女らのグループを尊重するって割と普通な雰囲気だし、それをしたところで、10代の子たちは何も私に対して怒ったり、やな感じだよね、とは思わないはず。
年はなれてるしね~って。
けど、そのスイス人4人組には、私の遠慮が、彼女らを嫌って、避けているように見えてしまったそうです。
フランス人のルームメイト
フランス人のルームメイトと半年ほど一緒に住んだことがありました。
彼女は年も近く、気が合いそうだなと思ってはいたものの、一緒に飲みに行きたいけど夜外に遊びに行くのすきなひとかなあとか、どの程度の冗談が通じるひとかなあっとさぐりさぐりで彼女に接する期間が1カ月ほどありました。
1カ月ほどたって、彼女のおおらかさや、私と一緒で夜外出してお酒を飲むのが好きな事、冗談が通じることが分かってきて、やっと素の自分で彼女に接することが出来るようになっていました。
そのころ、彼女に言われたことがあります。
「いい、とか嫌とか、あなたの思っていることをやっと素直に言ってくれてるなって感じて、私はとっても嬉しいよ。はじめは、遠慮しているのが伝わってきて、私とは仲良くなりたくないのかもって思ってたよ。正直なあなたが一番セクシーだよ。」
文化の違い

この2つの経験から、強く感じたのは文化の違いです。
自己主張があたりまえ
日本は、謙虚さや協調性を重んじる文化ですが
海外では、個性や自分のカラーを大事にします。
自己主張をすることが当たり前だし、空気を読むことよりも、自分はこう思う、自分はこうしたいという自分の気持ちを大切にします。
だから、自己主張をしないでいると「変な奴」もしくは、主張をしない=会話をしない=仲良くなりたくないと思われてしまいます。
実際に私よりも英語が話せない韓国人の女の子は、このスイス人4人組と仲良しでした。それは、彼女が非常に積極的な性格で、話せないけど、GOOGLE翻訳を使ったりして、彼女らとコミュニケーションを取ろうと自分から主張をしていました。
察する文化はない
日本では割と、発する言葉の裏側をくみ取ってもらえることは多いです。
パーティーに行かないよ。というと「遠慮しているのかな?」と察してもらえて「みんな、初めての人にオープンだから全然大丈夫だよ!おいでよ!」と言ってもらえたり。
けど、海外で、NoはNoです。
行けないでも、行かないでおくでも、行きたくないでもなく、ただ「行かない」
それ以上でも以下でもありません。
行かないあなたを心配する人も、何で行かないのかしつこく理由を聞いてくることもありません。
分かってほしい時は、どんどんこっちから発信する必要があります。
「パーティー行きたいけど、あなた以外知らないし・・・行っても大丈夫かな?」までしっかり伝えてやっと、「あ、そんなこと気にしてたんだ」と気づいてもらえます。
自ら自己主張しないと他人のまま
よくあったのが、まだに英語で話すことに苦手意識があるころ、相手の話はうんうんって聞くけど自分の話はなかなかできず、相手の事は知っているけど向こうは自分の事はしらない。
自己主張が強い文化なだけあって、自分の話はとっても好きですが、自分の話をきいたから、こっちの話も自ら掘ってくれることはあまりありません。
がつがつ隙をみて、こっちの話もしないと、向こうは一生自分をしらないまま。
好き・嫌いをジャッジする土俵にも立てません。一生他人。
私のこんな話、興味ないかな?なんて考えない事。
「私」についてガンガン伝えていきましょう。